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OSK日本歌劇団(オーエスケーにっぽんかげきだん)は、日本の劇団。宝塚歌劇団・松竹歌劇団(SKD)と並ぶ三大少女歌劇のひとつ。1922年(大正11年)4月、松竹楽劇部(前身)として創設され、2003年(平成15年)5月に一時解散した後、8月にはその伝統を引き継いで劇団員有志により「OSK日本歌劇団存続の会」として公演を再開した(近鉄劇場公演「熱烈歌劇 re-Birth~OSK復活のススメ~」)。 OSKとは、以前の劇団名であった「大阪松竹歌劇団」(Osaka Shochiku Kagekidan) の略称。 == 概要 == 未婚の女性により構成されるレビュー劇団。男役・娘役が存在するが、男役→娘役だけでなく娘役→男役の転向の例もある。生年・本名は非公表だが、芸名に本名を用いることが可能。 かつて、宝塚とは同じ関西でしのぎを削り、「歌の宝塚、ダンスのOSK」と並び称された。また同じ松竹が経営していたSKDは、OSKの後に東京を本拠とする劇団としてつくられ、大阪本拠のOSKとの棲み分けを図った。しかし、SKDが発足したことなどでOSKは東京での公演が長らく不可能となり(再開はOSK創立70周年を迎えた1992年。SKDは1990年にレビュー最終公演を行い、1992年よりミュージカル劇団となった)、その間、宝塚は東京に東京宝塚劇場を設置して常時公演できる体制を整え、関東圏など全国レベルでの人気・知名度で大きく差を付けられることになった。 現在は、大阪松竹座や京都南座での松竹主催公演、福井県越前市のたけふ菊人形会場での1か月公演、大丸心斎橋劇場や近鉄アート館での年間5,6本の自主公演、2011年より9月に恒例となった東京・三越劇場公演、イベント出演、ディナーショー等で活動している。松竹座・南座公演は、二部構成のレビューとなっており、第一部が和物、第二部が洋物の計約2時間で構成されていることが多い。上演時間が約1時間で、休憩を挟まないたけふ菊人形公演も、和物と洋物の二部構成のレビューである(2014年は洋物の芝居の1本物、2015年は和物の芝居の1本物だった)。 旧来より「ダンスのOSK」として知られ、特に、速いスピードで高く足を上げるラインダンスは、劇団の名物の一つともなっている。 レビューの最後に、ピンクの傘(桜パラソル)を回しながら、テーマソング「桜咲く国」を歌うのが定番。これは1929年(昭和4年)に、紙吹雪を吸い込んで声が出なくなった出演者がいたため、防止のために傘をさすようになったのが起源である。 団員の正装は桜色の着物に緑の袴。テーマソングは「桜咲く国」。公式ファンクラブは「桜の会」、会報は「Sakura Times」、ファンとの交流イベントは「桜まつり」など、桜の花がシンボルとして使われている。 入団年次は関係なく、劇団員全てによって序列が組まれる。かつては幹部技芸員>準幹部技芸員>技芸員と明確に区別されていたが、現在ではこの呼称は用いられていない。代わって、ベテラン脇役を除いた、序列最上位の男役がトップスターと呼ばれ、松竹座・南座等のメイン公演で主演を務める。ただし近鉄傘下時代に一度だけ、トップスターを二人置いた時期もあった。女役(娘役)の場合は、序列上位の女役数名が複数または交代でヒロインを務める。このため演目によって柔軟な配役が可能になっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「OSK日本歌劇団」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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